全日本港湾労働組合沖縄地方本部は、米海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が、石垣港に入港や沖合い停泊した場合、3月11日から14日までの4日間、石垣港と那覇港で全面ストライキを行うことを明らかにしました。
「ラファエル・ペラルタ」は、全長150メートル、大砲と最新型のイージスシステムを搭載しています。 イージス・システムとは、約500km離れた154の目標を、同時に探知・処理・追跡でき、そのうち15~18の目標に対して同時に対空ミサイルを撃てるとされています。
「ラファエル・ペラルタ」は、オーストラリア北東海域で自衛隊と、済州島の沖合いや朝鮮半島の東海域で韓国軍と共同軍事演習を行うなど、アジア・太平洋地域で広く軍事活動を行っています。「物資の補給と乗組員の休養」のための石垣港の使用は、軍事活動の一環であり、港湾の軍事利用を既成事実化していこうとするものです。
2023年1月に開かれた日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)では、「空港及び港湾の柔軟な使用」の重要性が強調され、「演習や検討作業を通じて協力する」ことが決まりました。その後、民間航空以外の目的には使用しないことになっている沖縄県宮古島市の下地島空港を海兵隊が訓練に使おうとしたり、海軍の掃海艦が石垣島や小樽に寄港したりといった動きが続いています(2023/10/27 朝日)。
私たちは、港の軍事利用を阻止するために、ストライキで立ち上がる全港湾沖縄地本の闘いを断固支持します。
ガンバレ、全港湾沖縄地本!